株式会社サークルクリーンでは、ヒートポンプシステムを導入し、排熱を回収し再利用してクリーニングを行なっています。CO2の排出を抑制し、地球温暖化防止に貢献するための取り組みです。
大地や空気、河川や各種排熱を熱源とすることで、使用する重油を減らす事ができる省エネ、そして環境にやさしい冷暖房システムです。
クリーニング工場の乾燥機の熱により、工場2階の倉庫がいつも暑いという状況でした(真夏には40℃になっていました)。
熱を作っては捨てている現実に、漠然と再利用はできないか?と考えていました。
また、環境問題や省エネという観点から、工場から出るCO2を削減できないか?とも考えていました。
そこで出会ったのがヒートポンプシステムです。
●クリーニング工場では、タオルやシーツを温水(80℃、40℃等)で洗濯し、高温の乾燥機内で急速乾燥
します。重油ボイラからの蒸気により、高温水、高温給気が供給されます。
●使用中の洗濯機からは高温の排水が、乾燥機からは高温の排気が大量に廃棄されていました。
●ヒートポンプ(低温の熱を電気で汲み上げて高温熱を作る機械)により、通常は捨てられる排熱を回収、
乾燥機への給気予熱、および洗濯機への温水供給へと再利用します。
●夏季は工場内の排熱を回収し冷房も可能になり、涼しく快適になりました。
現在も効果を実証するためデータを取り続けています。
今後、このシステムのデータを利用し、CO2削減への取り組みが世の中に広く普及することを期待しています。