サークルクリーンの取り組み ヒートポンプシステム

株式会社サークルクリーンでは、ヒートポンプシステムを導入し、排熱を回収し再利用してクリーニングを行なっています。CO2の排出を抑制し、地球温暖化防止に貢献するための取り組みです。

ヒートポンプシステムって?

大地や空気、河川や各種排熱を熱源とすることで、使用する重油を減らす事ができる省エネ、そして環境にやさしい冷暖房システムです。

ヒートポンプシステムって?

取り組みのきっかけ

クリーニング工場の乾燥機の熱により、工場2階の倉庫がいつも暑いという状況でした(真夏には40℃になっていました)。
熱を作っては捨てている現実に、漠然と再利用はできないか?と考えていました。
また、環境問題や省エネという観点から、工場から出るCO2を削減できないか?とも考えていました。
そこで出会ったのがヒートポンプシステムです。

ヒートポンプシステム導入前の工場

ヒートポンプシステム導入前の工場

●クリーニング工場では、タオルやシーツを温水(80℃、40℃等)で洗濯し、高温の乾燥機内で急速乾燥
します。重油ボイラからの蒸気により、高温水、高温給気が供給されます。
●使用中の洗濯機からは高温の排水が、乾燥機からは高温の排気が大量に廃棄されていました。

ヒートポンプシステム導入後の工場

ヒートポンプシステム導入後の工場

●ヒートポンプ(低温の熱を電気で汲み上げて高温熱を作る機械)により、通常は捨てられる排熱を回収、
乾燥機への給気予熱、および洗濯機への温水供給へと再利用します。
●夏季は工場内の排熱を回収し冷房も可能になり、涼しく快適になりました。

ヒートポンプシステム導入効果

CO2排出量 35%削減
エネルギー使用量 29.2%削減 ※原油換算

現在も効果を実証するためデータを取り続けています。
今後、このシステムのデータを利用し、CO2削減への取り組みが世の中に広く普及することを期待しています。

環境省「平成20年度地球温暖化対策技術開発事業」に認定されました

国内クレジット制度も活用し、認証証を取得しております

国内クレジット
国内クレジットとは?

国内クレジット制度は、京都議定書目標達成計画(平成20年3月28日閣議決定)において規定されている、大企業等による技術・資金等の提供を通じて、中小企業等が行った温室効果ガス排出削減量を認証し、自主行動計画や試行排出量取引スキームの目標達成等のために活用できる制度です。
平成20年10月に政府全体の取組みとして開始されました。
中小企業のみならず、農林(森林バイオマス)、民生部門(業務その他、家庭)、運輸部門等における排出削減も広く対象としています。

(国内クレジット制度サイトより引用)

 2012年9月発行のほくでんコミュニケーションマガジン「e-産業」産業省エネ事例集に掲載されました。

 2009年8月23日(日)の読売新聞に「重油35%削減」したとして当社が掲載されました。?
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